ハンターがあらわれた！（練馬区大泉南小学童クラブ）

小学校の校庭に「ハンター」があらわれた！

テレビ番組でもお馴染みとなった鬼ごっこ。学童クラブの子どもたちを追いかける鬼は、全身黒ずくめの見るからに怪しい大人の集団。子どもたちvsハンターの戦いがいま始まった！

　この企画は、子どもが遊びを自主的に考え、やりたいことを実現できるよう職員が支援していく「こども企画」として行われました。3年生が中心となって半年以上も前から計画はあったものの、実施はしていませんでした。そこで3年生最後の思い出として、ひとりの3年生男子がリーダーとなり、ようやく実現したのです。事前に職員が鬼になることやルールを決めて宣伝したところ、当日は33名の参加者が集まりました。

　開始のブザーが鳴り、校庭を走り回る33人の子どもたちを追いかけるハンターは1人。余裕を見せて逃げていた子どもたちは、5分後にハンターが2名追加され次第に厳しい表情になりました。更に10分後には4人が追加され、合計7人のハンターが子どたちを追いかける展開へ。何人かの子どもは捕まり、なかには大きな叫び声を上げながら必死に逃げていました。終了のブザーが鳴り、大半の子どもは逃げ切りましたが、顔を紅潮させながら楽しそうな笑顔を見せ、企画したリーダーも満足そうにしていました。

　その後は子どもたちだけの鬼ごっこへと続き、ひろばや校庭開放を含めて大鬼ごっことなり、自然に子どもが子どもを誘う理想的な集団遊びに発展しました。

　ハンター役となった学童クラブやひろばの職員も、子どもたちの喜ぶ顔を見て走りがいを感じ、子どもと職員が一体となって充実したイベントとなりました。